歯科衛生士養成校が生んだ双子の妖精を、イベントのマスコットから、 持続的に収益を生み、地域の口腔保健を支えるキャラクターIPへ。
北海道医療大学 歯学部附属歯科衛生士専門学校/IP化・マネタイズ企画書 2026.08 初版/2026.09.10 公式キャラクター設定を反映
ゼロから作るのではなく、いま手元にあるものを束ねるところから始めます。
はぐきんぐ&みがきんぐは、すでにイベント会場で子どもに人気。 公式ストーリー「おくちスマイルストーリー」(4話)がパンフレットとして配布済みで、 続編の歯学部キャラクター3体(デンティスト)もデザイン案が出ています。
北海道で唯一の歯学部附属歯科衛生士専門学校。 「かわいい」だけでなく「専門家が監修している」と言い切れることが、他のご当地キャラとの決定的な差です。
2026年8月1・2日、北海道日本ハムファイターズとの共催で「親子おくちスマイルDAYS 2026」をエスコンフィールドで実施。 8月19・20日にはチ・カ・ホのイベントでもパンフレットを配布。大型施設・都心の公共空間と組める信用が、すでにあります。
キャラクターも、専門性も、実績も、すでに手の中にあります。次に必要なのは、それを一度きりのイベントで終わらせない設計です。
いま起きていること、そしてこの先に待っている壁。
「イベントの日だけの人気者」は、
毎日おうちにいて、まちに設置され、収益を生みながら、
学校のブランドを高め続ける存在に変わります。
そのための設計図が、この企画書です。
「イベントの飾り」ではなく、「事業になるキャラクター」として設計しなおします。
はぐきんぐ&みがきんぐは、歯科衛生士がつくった、日本でここだけの「親子の歯みがきIP」である。
大学側でつくられた公式ストーリー「おくちスマイルストーリー」を正典に据えることで、グッズも映像もショーも同じ物語の上に乗ります。
①国をおそった大あらしで、ふたごははなればなれに。それぞれの場所で「ハイジニスト(予防のプロ)」になる。
②子どもたちのおくちを守るお祭りで、運命の再会。
③「むしばきん」があらわれ、ふたりで力をあわせて撃退。
④「虫歯を治してくれる仲間=デンティスト」をさがす旅へ出発(つづく)。
はぐきんぐ=おくちをピカピカにするのがとくい(持ち物:デンタルミラー)/みがきんぐ=まいにちのおていれがとくい(持ち物:歯ブラシ)。
公式イラスト・公式ストーリー(「おくちスマイルDAYS 2026」パンフレットより)。
高解像度データの受領後に画像を差し替えます。
衛生士校の2体に、歯学部のキャラクター3体が加わると、「大学全体のIP」になります。
デンティストをめざして修行中。子どもの目線に近い「はじめての歯医者さん」担当。
虫歯になった歯を治す治療のプロ。ふたりが旅の先で探している「仲間」。
女性歯科医師の多さから生まれた「デンティストの女性騎士」。
第一弾ははぐきんぐ・みがきんぐの2体で立ち上げ、商標・設定書・カプセルトイを先に固める。 歯学部キャラ3体は「デンティスト編」として第二弾で追加し、2回目の話題化と歯学部の参画をつくる。
※ 歯学部キャラクターの名称・設定はデザイン案の段階です。イラストは正式データの受領後に掲載します。
教育性と愛されキャラ性、その両方を持つポジションを取りにいきます。
人気アニメとのコラボ商品は「好かれる」が専門性の裏づけを持たず、自治体の啓発物は「正しい」が子どもに選ばれない。 歯科衛生士養成校が自ら育てるキャラクターだけが、右上の象限に立てます。
土台の「無料の体験」は収益化しない。そこが信頼の源泉であり、上の3層を成立させる燃料になります。
ポイント:LAYER 0 を無料で守り続けることが、「大学が営利目的でキャラクターを使っている」という批判を防ぎ、 同時に自治体・学校・企業が安心して組める前提になります。
イベントの最後に手渡すものが、翌朝の洗面台での歯みがきのスイッチになります。
ここは無料のまま維持します。学生の実践的な学びの場であり、キャラクターの信頼の源泉だからです。
カプセルトイを最優先で立ち上げる理由:単価400円は保護者が財布を出しやすく、 「治療のあとのお楽しみ」として歯科医院の通院動機づけにもなる。 医院にとっても導入メリットがあるため、設置ネットワークがそのまま販路とメディアを兼ねる。 造形2種に絞れば金型は1式で済み、初期費用は70万円(税別)に収まる見込み。
在庫も配送もいらないライセンス収入を、3年目の柱に育てます。
札幌・北広島エリアの歯科医院と連携し、待合室にカプセルトイとポスターを設置。
オーラルケアメーカー、食品メーカー、地域企業とのコラボ商品。
1歳半健診・3歳児健診の配布物、市町村の啓発キャンペーンへのキャラクター提供。
ライセンスは原価がほぼゼロで、契約が積み上がるほど利益率が上がります。 ただし成立の前提は「商標登録が済んでいること」。だからこそ、直近90日の最優先タスクは商標出願です。
アニメも着ぐるみもショーも、一度つくれば何年も使い回せる「資産」です。
ゼスプリのキウイブラザーズのように、短くて耳に残り、つい真似したくなる映像へ。 朝・夜・おやつの3シーン、各60秒。主題歌「シャカシャカソング」つき。
イラストのままでは、子どもは抱きつけない。 「会った」という記憶を、写真ごと家に持ち帰ってもらうための投資です。
むし歯の話を「怖い話」ではなく「冒険の話」に。 演じるのは歯科衛生士をめざす学生。伝える経験そのものが実践的な学びになります。
「知る → 買う → 応援する」を分断させず、同じドメインの中で完結させます。
公式ストーリー「おくちスマイルストーリー」全4話、ふたりのプロフィール、歯学部キャラ(デンティスト編)の予告、出張授業の内容、会える場所。 保護者・学校・自治体が「どんなキャラクターなのか」を5分で理解できるページ。
→ 出張授業の依頼窓口も兼ねる
カプセル・ぬいぐるみ・キーホルダー・歯ブラシをオンライン販売。 歯科医院向けの設置スターターキット窓口も同居させ、B2CとB2Bを1か所で受ける。
→ 本番は Stripe または Shopify を接続
アニメ・着ぐるみ・ショーの3プロジェクトをストレッチゴール方式で1本化。 支援者数がそのまま「このIPにファンがいる」証明データになる。
→ 外部PF併用か自社完結かは要判断
クラウドファンディングを外部プラットフォームだけで実施すると、支援者リストが手元に残りません。 自社サイトを中心に置き、外部PFは集客の入口として使うことで、 ファンとの関係が終了後も資産として残ります。 / 本企画書と同時に、3ページすべてのプロトタイプを制作済みです。
集めたいのは、お金と、それ以上に「ファンがいるという証拠」です。
| 設計項目 | 内容 |
|---|---|
| 目標金額 | 5,000,000円 |
| 方式 | All-in(集まった分だけ実行) |
| 期間 | 45日間(2026年11月公開予定) |
| 第1ゴール | 2,000,000円 / ショートアニメ3話 |
| 第2ゴール | 3,800,000円 / 等身大着ぐるみ2体 |
| 第3ゴール | 5,000,000円 / キャラクターショー |
| 個人リターン | 1,000円/3,000円/5,000円/10,000円/50,000円 |
| 法人リターン | 55,000円(応援医院)/100,000円(出張授業スポンサー)/300,000円(ショー冠協賛) |
| 目標支援者数 | 500人 |
個人の1,000〜10,000円だけで500万円を集めるのは現実的ではありません。 連携歯科医院・地域企業に向けた5.5万〜30万円の枠を先に押さえることで、 公開初日から達成率を跳ね上げる設計にします。
1年目は仕込み、2年目で回し、3年目に「貸して稼ぐ」へ重心を移します。
すべて現時点の仮定にもとづく試算です。太字の前提が変われば数字も変わります。
| 項目 | 1年目 2026年度 | 2年目 2027年度 | 3年目 2028年度 |
|---|---|---|---|
| クラウドファンディング | 5,000 | — | — |
| グッズEC | 800 | 3,300 | 5,000 |
| カプセルトイ(医院への卸) | 300 | 2,900 | 5,800 |
| 応援医院 会費・キット | — | 2,300 | 2,400 |
| イベント出演料 | — | 1,800 | 3,600 |
| ライセンス・自治体事業 | — | — | 5,000 |
| 収入 合計 | 6,100 | 10,300 | 21,800 |
| 制作費(アニメ・着ぐるみ・ショー) | 4,500 | 1,200 | 3,000 |
| グッズ製造費 1年目は原型・金型の初期費用70万を含む | 1,300 | 3,800 | 7,600 |
| 運営費・学生謝金 | — | 1,800 | 4,000 |
| PF制作・運用・広告 | 400 | 800 | 1,500 |
| 商標・法務・その他 | 300 | — | — |
| 支出 合計 | 6,500 | 7,600 | 16,100 |
| 単年収支 | ▲400 | +2,700 | +5,700 |
| 累計収支 | ▲400 | +2,300 | +8,000 |
単位:千円
1年目はあえて赤字ギリギリで設計しています。
クラファンの500万円は3つの資産に、カプセルの70万円は「2ロット目以降は量産費だけで作れる状態」に変わるからです。
カプセル単体では初期投資を早期回収できません(回収には7,000個規模の販売が必要)。
利益は原価の軽いライセンス収入で取る、という構造は変わりません。
全部を測ろうとせず、月1回のミーティングで確認できる指標に絞ります。
設置台数は売上に直結すると同時に、「まちの中にキャラクターが露出している面の数」でもあります。 設置が増えるほど認知が上がり、認知が上がるほど設置が決まる。この循環をつくれるかが勝負です。
SNSの「いいね数」や単発の動員数を目標にすると、一時的な話題づくりに引っぱられます。 見るべきは継続して関係が続いている数(会員・契約・設置)です。
「担当者の頑張り」に依存させないために、役割と権利の所在をはじめに決めます。
| 役割 | 担い手 |
|---|---|
| 企画・監修 | 歯学部附属歯科衛生士専門学校(教員・学生) |
| 大学側の窓口 | 学術交流推進部(三川部長・多田様:キャラクターデザイン/グッズ担当) |
| 権利管理・契約 | 大学 産学連携/知財担当部門 |
| キャラクター原作 | デザイン:衛生士校教員(歯学部キャラ3体も同様)/ストーリー:多田様 → 職務著作の扱いを確認し権利処理 |
| カプセルトイ制作 | CapsuleHub/あミューズ/プレステージに打診(選定中) |
| ぬいぐるみ | ユニファースト/バンダイナムコヌイ(選定中) |
| アニメーション | 映像制作パートナー(選定中) |
| 着ぐるみ製作 | 着ぐるみ専門メーカー(選定中) |
| クリエイティブ・PF開発 | 外部パートナー |
| 販路(設置) | 連携歯科医院/商業施設/学園祭 |
推奨は案B。大学ブランドを守りながら、グッズ販売・EC運営という実務を機動的に回せます。
「このキャラクターの権利は、誰のものか」。ここが決まらないと、 商標も、ライセンスも、クラウドファンディングも前に進みません。
どれも「後から」では取り返しがつかない項目です。
原作者が学生か教員かで、職務著作の扱いが変わります。譲渡または独占的利用許諾の契約書を、事業開始前に締結。
「はぐきんぐ」「みがきんぐ」の文字商標+図形商標を出願。想定区分は第3類(歯みがき剤)/第16類(印刷物)/第21類(歯ブラシ)/第25類(被服)/第28類(おもちゃ)/第41類(教育・興行)。大学側(多田様)からも指定役務を含めた早期整理の提案あり。歯学部キャラ3体の名称も同時に検討。
学校法人としての収益事業の位置づけ、収益の帰属先、会計処理を法人本部と事前に整理。
歯科医院に掲出する物のうち、治療効果を示唆する表現は規制対象になり得ます。掲示物の文言は歯科医師の確認を通す運用に。
カプセル玩具・ぬいぐるみは玩具安全基準(ST)への適合と対象年齢表示が必要。3歳未満の誤飲リスクへの配慮は必須。
EC・クラファンで取得する顧客情報の管理主体、特定商取引法に基づく表記、決済事業者との契約主体を明確に。
いちばん怖いのは、商標を取る前に有名になること。 イベントやSNSで認知が広がってから第三者に先に出願されると、自分たちの名前が使えなくなる可能性があります。 エスコンフィールドとチ・カ・ホでの露出、パンフレット配布があった今こそ、出願を急ぐべきタイミングです。
大きな構想を止めないために、直近だけは日付を切ります。
はぐきんぐとみがきんぐは、キャラクターであると同時に、
北海道医療大学が地域の口腔保健に関わり続けるための「入口」です。
かわいいから広がる。広がるから、届く。